saturated sun

log [ コラム ] — s_o @ 26. 3月, 2005

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イースターの中休み、土曜日。

突如すみよい晴れ空。

徹底した冬の闇ハ唐突に終わって、
街には冬眠あけの人々があふれる。

オープンカフェがそこら中せりだして、
通りがやたら歩きにくい季節の到来。

この街、こんなにヒトいたっけ。
きみら今までどこおったんや。

天気がよすぎて自転車で洗濯へ。

「なにもしない時間」に無条件に名前を与えてくれる楽園。

コインランドリー最高。住みたい。

洗濯が終わって、季節の変わりめ恒例『勝手に迷子』をやる。
知ってる街、いつもの街で無理矢理迷子になるのだ。

 先人の名言、
 『いまくだらないことをしないで、いつするんだ』(でもいっつも)

ミギ、ミギ、ヒダリ、ミギ、、、あ、でもやっぱりヒダリ。
とか繰り返すと、結構あっけなく泣きそうなくらい迷子になれる。

古いピアノが置いてあるカフェや、
外観だけはヤケにうまそうなイタリア料理屋、
自分がどこにいるのかわからないので、
また来よう思うと恐ろしく労力だけど。

『お、サトシじゃねーか。』

!!

振り向いた先に、見覚えのない男。
あかん、外人の顔ほんまにわからん。
探るのも面倒なので、当てずっぽうを決め込む。

「やあ、フランツ。」

『ボルツだ。ところでおまえ、こんなとこで何しとん?』
 
 
、、難しい。
こう、投げては返すライトなキャッチボールのような会話にするには、
今日の行動はあまりに動機に乏しく、でたらめすぎる。

へたに ”i just want to be a man who lost their way.” なんて感じで応対したら、
行間読まれて”なにこいつ?悩み事?”みたいな感じになりそうでややこしいので、
太陽にかまけていい加減なウソをつく。

「うん、トモダチに用事。」

別れ際、思いっきり方向わかってない感じも気まずいので
男の行く方向とかぶらないように慎重に方角を決めると、
より未来の見えない迷子になった。

古い教会の前でサンドイッチ買って、
公園でテンション高いのか低いのかよくわからない子供達の狂宴を眺めながら
まあ別に帰れなくてもいいや、な気分になってくる。

恣意的な迷子はいつでも必ず最後にそういう気持ちになって、
そういう気持ちになった途端、待ってたかのように帰り道がひらける。

“帰れる”ことにすこし寂しくなるのは、きっと甘えだ。

やたらでかい公園がたくさんある国っていいなと思う。
公園には小さな川が流れていたり、でかい池があったりする。
ドイツ、この国をいいな思うのは晴れの日だけなような気もする。
どうなんやろう。
いっか。晴れてるし。

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