カミナリ・ロンドン・見透かされた具体的なこと

log [ コラム ] — s_o @ 09. 7月, 2005

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雷が鳴ったので、電源をおとして上にあがった。
やることがないので、庭の向こうの森をながめた。
バキバキ光る空。
煙草の煙 白々しい。
ずっと雷、鳴ってりゃいいのに。

死がゴールになる人生では、唯一 “時間軸上で最も早くゴールにつくこと” が勝利にならない。
雨がやめば、とっととそんなこと忘れて地下の電源をいれた。

「いま、なんて言った?」て問うと
隣で作業していたイギリス人の女の子は、五輪のマークを紙に書いた。
ロンドンのテロの話をしてた。
『あんまりうまくないけど、わかったかしら? オリンピック。』
5つの輪は、本当にあんまりうまくなかった。
よれすぎててそれはもう世界の祭典の象徴なんかではなかった。
本物だってどうなんだかわかったもんじゃないけど。

自分が死体になった後の世界に嘘ついたらあかん。
思いついた “いいこと” が、とうに誰かや何かの過去であっても、それがないと過去も現在も未来もない。
思いついたら、ちゃんと笑わないかん。
雨がやんでも、忘れたあかん。

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