モーヴ

info [ 告知 ] — s_o @ 29. 1月, 2005

antonin3.jpg
©2004-2005 Antonin De Bemels all rights reserved.

movie uploaded.
live performance in Belgium
26-27.Nov.2004 @ Kunstcetrum BELGIE
18.Nov.2004 @ RECYCLART
plz touch these contents from here.
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ベルギー+スペインツアーのムービーアップしました。
ベルギーのだけ。
live performance in Belgium
2004年11月26-27日 @ Kunstcetrum BELGIE
2004年11月18日 @ RECYCLART
こちらからどうぞ。

bk:2

log [ コラム ] — s_o @ 22. 1月, 2005

sub-tle_face
©2005 masaharu sato all rights reserved.

* クリックすると、全体像が掴めんくてヘコむくらいデカくなります。
サトウマサハル氏次回作(ログ : “bk” 参照)、
スチール2。
マサハルワールド全開。
もう自分の顔じゃないっていう快感。

log [ コラム ] — s_o @ 20. 1月, 2005

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日本に帰ったとき、ル・ポールが言った。

ル・ 『ネットで日記を公開するという行為の趣旨がわからん。』

ワシ 「あ、そう?」

ル・ 『ボ・ヌール(私の呼称)も、やってるんか。』

ワシ 「あるけどあれ、日記やあれへんわ。
    誰か見ること知ってて書いてるから日記ちゃうな。」

ル・  『あ、そう。』

ル・ポールが、彼の偏頭痛の合間に語りかけてくる生気のない言葉を
ぼんやり聞いているのは心地よい。

ちっとも進化しない、成長・発展とは無縁な時間の流れは、
イライラするくらい在り方として正常な気がする。

3年ぶりに会ったその日は
やることもなく、あんまり懐かしくもないので
オートマ車のクリープ現象だけで前進していた。

ちょっと勾配になると、車はすぐに変な音をたてて止まった。

ル・ポールとはもう7年くらいの付き合いになるけど、
彼の生活についてはほとんど何も知らない。

一度だけ、家に行った時
『文系にでもわかる!相対性理論』
って本があって、突っ込んだ。

おまえ理系やないか。

なんかいつもIQ高いこと考えてる日本の恥部、ル・ポールが
こないだ電話でぼそっと言った。

『きのう、じいちゃん死んだ。』

年齢いけばいくほど、血縁関係とくに祖父母の死に対する当たり前度が増す。
だけど年齢いけばいくほど、感情のヒダや関係のシワは増していく。

世界の理はいつだって、自身で反比例しながら個を置いてけぼりにする。

ル・ポールからあまり湿った話を聞いたことがなかった。
いつもニンゲンを、定食屋の食品サンプルについて語るように語った。

『あ、じいちゃん』

一度、息を飲むスローテンポで散歩する老人を指差し
ル・ポールがつぶやいた。

世界に散らばり シゲり 絡まった無数のニンゲンカンケイ。

数ある興味ない分野の頂点を飾る興味ない事象の一つだけれど、

ただひとつ
ル・ポールとル・ポールじいちゃんのそれは例外だった。

「なあ、悲しかったん?」

『いや、全体的にあんまり。
 順番やからね。』

でも。
ル・ポールが言った。

一瞬号泣したわ。

「ふうん。」

雪に変わりそこねた雨が絶え間なく降っていて、
太陽が一瞬もでない一日。

一瞬もでないのは珍しい。と思った。

んなことないか。と迷った。

しばらく見ていないと、動いてるのかどうなのかよくわからないル・ポール祖父の
大らかで流れを無視した動きを思い出す。

樹は、なにかを待ったりしない。

冬になれば葉っぱは勝手に落ちまくるけど、
別にそれは葉っぱが落ちまくる以上のことではない。

古くにニョッキリ生えてきてこのかた、
なんべん春を迎えたんやろう。

知らんふりしていっつも
やがて春が来ることを知ってる。

やなやつやな。

知らんふりやなくて本当に知らんのかもしれない。

ただ、待たない。

春があるから今この冬を耐えているわけではなく、
やがて終わるからとイマを生きてるわけでもない。

通りを隔てて向こうにある
ガラス張りの巨大なオフィスビル2Fのハゲおやじが、
街路樹の葉が落ちて見通しのよくなったこの部屋を
コーヒーブレイクの合間に優雅に眺めている。

ニンゲンはせわしない。

くそぅ、ハゲ。磨くぞ野郎。

ひぃひぃ磨かれるハゲ頭を夢想しながら、
ル・ポールのじいちゃんのご冥福をお祈り。

磨くか祈るか、どっちかにしろ。

ニンゲンは、せわしない。

bk

log [ コラム ] — s_o @ 19. 1月, 2005

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©2005 masaharu sato all rights reserved.

サトウマサハル氏 次作ショートムービー(アニメーション)
主人公のモデルをすることになったので
今日、ベースの撮影。

『なんか、すぐヒト殺しそうだね』

衣装選びで、それはだめ、それもだめ、言ってたマサハルさんが
派手なのに発色の悪いブカブカなパーカーをいたく気に入って笑ったので
鏡をみたら、思いつめてハイジャックしそうな男が立ってた。

ホームセンターで『いや、プレゼントです』言うて包丁買ってそうだった。

キれる三十路前。
なんか最悪だ。

雨が雪に変わる。

晩、メール。

『ベースはこれでいくよ。』

今日撮影したやつがもう絵になってた。
仕事、はやい!

acent_code

log [ コラム ] — s_o @ 18. 1月, 2005

atelier180105.jpg
atelier-unidentify.jpg

なあ、25-4って、ベース録り直したっけ?

セッションの数がデタラメに増えていくので、
仮タイトルをつけるのもばかばかしくて
順列に数字がついた音が延々記録されてく。

「あの、30-8は最後走ってないからあかん。」

「そうかな。それより、18-2のほうがグダグダや」

「20-5、情けない感じが最高」

本当に、コミュニケーションが成り立ってるのか不安になる。
ああ、14-1ってそれのことか。わしそれ14-2のことかと思ってた。
とかバシバシ起こる。

ちょっとあんまりなので、
説明くさい仮タイトルをつけるようにした。

「ラファにボッホムライブ前に送ったやつの3曲目」

さんざんアイデアを摺り合わせたあと、
音を出してみると違う曲だった。

名前なんかつけたくないから音を出すんや、ゆうてイキがるも
イキがったまま激しく転倒。

すり向けたヒザ小僧が、やけにテンション高く陰惨。

たとえば誰かが放った言葉も、
それを使用し、個として身に纏う当の本人にしか翻訳できない。

誤解が同じトコロにおったっていう奇跡(それも勘違い)で成り立つ会話。
でもその会話の為にだけ存在する言葉。

だからって太古の昔からヒトは一度だってコミュニケーションをあきらめたりせんかった。

いや知らんけど。

「あのー、、あれですわ、たぶん」

『そうか』

カラ廻る元気を燃料に、地球の自転は今日も一定。

マイコロミルコ

log [ コラム ] — s_o @ 16. 1月, 2005

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SNSでこちらのログに頂いていたコメント、
こちらに移しました。
琉目の几 ヵ。 さん、sir gockさん、たんちさん、なづなさん、
愛丸さん、くまざるさん、migikikiさん、のりたんさん、qeueqeueさん、
ありがとうございます。(ました?)
『〜さん』をつけた時のヨソヨソしさは、筆舌に尽くしがたいす。
失敬千万。
時枝誠記曰く、日本語は本質的に「敬語的」なのだそうです。
「関係」と切り離して使えない言語。
いいのかわるいのかよくわかりません。
でも主語がなくても誰のことかわかるので、
お母様も是非お子様にお勧めしてあげてください。
コメントの削除・変更依頼は、info@sub-tle.com までお願いします。
レッツ筆無精!

マーカ

log [ コラム ] — s_o @ 15. 1月, 2005

DSCF0160pf.jpg

『なおりますよ。』

物珍しそうに後ろからホウケづらをかましていると、
工具と音叉でカチャカチャやってたピアノ技師が振り返って言った。

アトリエに以前住んでいたピアニストが
”もうこれ、古すぎて調律できないから” と
残してったピアノ。

田舎町の酒場から引き上げたというソレは、
ミスタッチしてもそれなりに聴こえるという魔法のような音色が気に入ってたけど
10kHzくらいキーが落ちてて単品以外でレコーディングに使うのが難しかった。
もう直らないのかと思ってた。

『ただ弦が相当古いので、結構切れるかもしれません。』

2重巻きしたバス弦(このピアノだと下から2つめのB以下)は一本40ユーロちかくするらしく、
調律はロシアンルーレットばりに緊張しそうな予感。

調律の日には、救心を持ってこう。
 
///
 
午後からは、Leeとの打ち合わせ。
相変わらずドイツ語、さっぱりわからない。

英語と混ざって、誰にも通じることのないオリジナル発言を連発。
向こうのイントネーションも大概オリジナルやから
お互い独り言を言ってる感じで、会話としては不自然極まりない。

ただ、意味がわかったところでそもそもヒトの話なんて聞いてなく、
あんまりストレスは感じない。

それはどうなのか。

LeeとのコラボレートDVD+CDの発売が、ノビノビになっている。
作品の質と時間、それがそこにあるべきタイミングって
意思やモチベーション、ガッツだけじゃどうにもならない。

シーソー。

向こう側で花子ちゃんが飛べば、
こっちはものすごいイキオイで支点に向かわないと
したたかにケツ打つことになる。
 
///
 
打ち合わせのあと、カズ氏とセッションをレコーディング。
レコーディングのあと、
デュッセル在住のアーティスト、サトウマサハル氏と打ち合わせ。
次の彼の作品のモデルをすることになったので、
絵コンテを見せてもらう。

絵コンテの段階で、スバらしい完成度。
劇中の音のことなども打ち合わせて、
終電もなくなったのでそのままフラフラ散歩して
明け方ちかくに帰宅。

頭に白ビールと共に残る様々な考えをまとめようとして、
赤ワインのボトルをあける。

『まあ、若いからやろ』

じじいみたいな結論を出して
言い訳のように爆睡。

(c) 2019 sub-tle.