
朝っぱらから、インキーした。
ドイツ住居はオートロックで、
鍵を忘れると後は外で寝るしかない。
アトリエに業者が来る約束の時間が迫ってたので、
とりあえず駅まで走って電車に乗る。
あ。
アトリエの鍵もキーホルダーにつけたまんまだった。
(そりゃそうだろ)
カズ氏に電話。
彼は今日Klausのスタジオでミックスする日で、まだ家にいた。
もっかい電車のってカズ邸へ。
嫌な顔ひとつせず、仕事前に時間割いてくれたあなたに感謝。
電話の声、もっそ面倒くさそうやったけど。
ごめんて。
こんなことがあった時の為に氏に預けていたはずの
家のスペアキー。
『え?おれ今持ってないよ?』
あれ?
あ
こないだのベルギーレジデンスのあと
韓国のアーティスト2人をドイツに招待して
家に泊まってもらってた時、鍵2ついるから
彼からスペアキー返してもらったんだった。
なんだこの説明くさい文章は。
『あ!お隣の花子チャンのお姉さんでシャイだけど
実はテコンドーマスターの行かず後家、花代さん!』か。
ドタバタしても家のドアは開かないので
とりあえずアトリエの鍵だけ借りて再び電車にのり
駅から走ってアトリエへ。
で連絡待つこと3時間。
、、、こねえ。
ドイツ人、すっぽかしと時間のルーズさにかけては
妥協を許さない。
完璧。
落ち着いて鍵をどうするか考える。
とりあえず、隣のおっさんに助け求めて
入り口(入り口もオートロックなドイツ)開けてもらって、
そのあと鍵屋の電話番号でも聞こうか。
あーおっさんまた『ところで金貸してくれ』言いそうやな。
恩を売られるのイヤな恩人ベスト5。めんどい。
この3年、インキーしたことなんて一度もなかったのに。
小学生の頃はよく鍵忘れてベランダから入って、
窓をガタガタ円を描くように揺さぶって
ありったけの達成感と共に帰宅してた。
もっと技を磨いておけばよかった。
おまわりさん、この男です。
なつかしい想い出に現実逃避しながら
いつまでたっても来ない業者を待った。
煙草を探してポケットをまさぐると、
ジャラ。
あら。
耳ノリのなつかしい。
あった。鍵。
しかもいつものポケット。
朝のヒラメキ、何。
カズさんごめん。
嬉しさ(てかゼロに戻っただけ)と苛立ちの入り交じるまま、
アトリエの業者を諦めて自宅に戻り暖房エンジニアに電話。
こっちはびっくりするぐらいすぐ来た。
電話おいて、顔洗って洗面所でたらもう入り口のベルが鳴った。
やればできる子なのか。加減を知れ。
去年の冬から、なんだかんだで壊れっぱなしだったハイツング(暖房)が
ついに直る。
20秒くらいで直る。
うれしくて、ひとり暫くホカホカしている。
あつい。
鼻血が出そうなほど、部屋があつい。
大粒の汗がとまらず
頭が夜更かしした西村知美ばりにぼんやりする。
こんな部屋、住めない。
たまらず家を出てアトリエに戻り、昨日のつづきの作業。
さっき家戻ったときチェックしたダウナーなメールにココロを奪われすぎて、
頭ぼーっとしたままマイクに向かってひたすら朗読ラップする。
やったことないこと、なんでもいいからやりかった。
目の前に転がってる瑣末な葛藤をよこしまに笑い流したかった。
ちょっと考えられないくらいダメなのができた。
ダメ度的に振り切っていたので、これはおもしろいと思い
セーブしようとしたらハードディスクのエラーが出て消えた。
爪の先ほどもショックじゃなかったことが、ショックだった。

サイトかまっててときどきエラーが起こると
それがプログラムのミスなのか、サーバーのエラーなのか
こちらの頭のエラーなのか、わからなくなってテンパる。
アメリカのを借りてるので、オンラインで質問すると
時差で向こうはたいがい寝ぼけている。
hello , Catherine !
hi , satoshi dp
最後の変なのなんだ。
二日酔いか。
えづいたのか。デュぷっていうな。
エラーが出て3時間くらいテキストいっぱい書き換えたあと、
その問題について質問したら
oh!
Our systems adminstrator is already aware of this
and has given us an ETA of 2-3 hours.
yes.
after, no probrem.
、、、。
ノープロブレムちがう。
もういっぱいプロブレム。
60まで生きるニンゲンが
28歳で誰かに殺されてしまったとして
一瞬でなかったことになる32年。
わガの問題だとこの世の隅でイキがって
耳を閉じ、答えを知る誰かの声を遠ざけて失う3時間。
目隠しジャンプはそのフォームの素敵さと着地点の価値に関係なく、
挙動それ自体意味するとこ 死とあんま変わらない。
ときには なにかにコミットすることこそ
死だったりするけれど、
コミットするべきなにかを探す労力を惜しむと、
あと残ってるのがまた死だけやんってなる。
あ生きてますよ私、て言う為の検索。
在り方google β版。
死ぬまでモニターテスト中。
今日久々に早起きしたら
一日が長すぎて目が泳いだ。
朝しか電話繋がらない大家に
暖房なおせって怒鳴って電話かけたら、
逆ギレされてごめんなさいってあやまった。
dp。

http://www.sub-tle.com/log_s/ から
こちらへログを移設しました。
移設にあたって、過去ログにリンクしていた画像も埋め込みました。
画像のリンクがなかったとこには、
ログ書いた当時そこにあった(見てた)景色思い出して
CDRひっぱりだしひたすらばちばち添付していきました。
終わって読み返してみると、
なんじゃこりゃ。
家帰ったら、叶姉妹が逆ギレしてるくらい違和感。
やので再び画像をバッコんバっこん消しました。
まだ残ってるのもあるので、違和感マニアな方はどうぞ。
ちゃう。違和感わしだけ。
そこにあった世界、見てた景色、
既に、もっそ別もんでした。
この脳みそ。
30前にして、ぼけたか。
網膜の嘘。
写真もだけど、テープに録音された音だってそう。
それはここにあったんだって言う。
よう考えたら、めっさ暴力的。
たしかにいかりや長介は、
午後8時すぎには必ず志村に理不尽な叱責を繰り返していた。
でもビデオやら録音録画媒体で今彼らを見たら、
それだって同じように
『この世界に本当に存在していた過去』とは別もんだ。
それが実際にはなかったのだとは言わないけれど、
あったゆうて証明できないからソレが嘘なのだとは言わないけれど、
アンジェリーナ・ジョリーと大屋 政子くらい、それは別もんだ。
『ぎゃーっ志村、う、し、ろーっっ!あーーーっ』のあの昂り。
志村がオバケにやられたら、
来週どうやって休日前のハイパーテンションを持て余せばいいのか。
切実で自分本位で奢りたかぶっていて
宇宙なんて時間(おもに月曜日)なんて
まったくもってどうでもいい
世界から切り離されたその影みたいなところだけが、
記憶のなかで唯一
「ああ、それそれ。それがそう。」な所だと思う。
知覚したことや感じたものだけがどうだとか言ってるのではなくて、
時間で記憶が薄れて形が変わる、とかそういうのもどうでもいい。
薄れようが薄れまいが、そんなものにあるべき(あったべき?)形なんてない。
「時間」だって、とっても便宜的だ。
説明しやすく、ニンゲンフレンドリーな自己解答だ。
事実って言葉の意味、ようわからない。
論理学での考察によると『この世界は5分前にできた』を否定すること、
ニンゲンには不可能らしい。
そんなことあんまり重要じゃないのかもしれない。
忘れたあかんことなんて何一つないし、
忘れていいことなんて何一つないんかもしれない。
われ思う、ゆえにわれ挙動不審。
ではログ、行きます。
行きます。ゆうてこの過去アーカイブ、、、。
去年3月の13件以来、2桁あれへんがな、、。
小学生の絵日記(7月21-23日くらいだけめっちゃ豪華)か。

ドイツで寝起きするようになってから、クリントンのシャブばりに活字中毒がひどくなって
最近は収拾つかなくなった膨大な本をボンボン捨てるようになった。
日本書籍の古本屋に売りに行ったら、キン肉マン1冊買えぬ値で叩かれたので、
めんどくさくなって通りのゴミバコに袋ごとほりコむようになった。
『自分にとって一番大切な本を、公園のベンチに置き忘れるんだよ。』
ベルリンに住んでいる映像作家の友達が言った。
『でもね、僕はケチだから、せめて誰がその本を拾うか見届けたくなっちゃうんだよね。』
だめだよなあ、それじゃ
と、彼は歯痒そうにこぼした。
今日スタジオからの帰り、
電車の中で向かいのおっさんが鞄の中からおもむろに本を取り出した。
胸ポケットからペンを出して、読みながらなにか熱心に書き込んでいた。
本を読みながら線を引くヒト好き。
そのヒトが、2度とそれを読み返さなさそうなヒトであればあるほど、好い。
他人に借りた本に線とかひいてあると、ロマンまくり。
知らない所でだれか勝手に、何か感じる。
借りた本の中、『円い窓』という単語に線がひいてあった。
深読みしすぎ。行間よみすぎ。しかも線があることによって、説明くさすぎ。
でも
印をつけたい、と駄々こねる感じがいかんともよい。
だって忘れそうやんこれ、と矛盾した動機も、よい。
自分が前に読んだ本を読み返してみると、
線を消しゴムで消した跡いっぱい。
ちょっとページがシワってなってる。
そのイサギわるさがいや。
大事な本はシワシワすぎて、ベンチに置くの躊躇われる。
なんかカスつまってページ開いたまんまやし。
そのまま捨てられる。これ絶対。
昆虫とかに巣の素材にされる。
、、それよいな。

写真アップロードテスト。
photo upload check.

『ねえ、デジカメ買ったんだけど。』
隣の男が突然話しかけてきた。
”知らない男が買ったデジカメ”
新年早々、圧倒的に興味そそられないモチーフ。
寝癖なおさずサザエさんみたいな頭してたから、バカにされたのか。
『あのさ、これ動画に音、はいらないんだよね』
テーマはこちらの無関心をよそに、比類なきそのどうでもよさを加速する。
『返品するべきかな?』
みのもんただったら、息を飲むスピードでズバーンと答えを出すのだろう。
別れておしまいなさいよ。
迷える子羊は、選ぶ相手を間違えたのだ。
しかしおまえ、このサザエさんに引導を渡されてよしとできるのか。
「、、、最近さ、パソコンとかに取り込めるでしょ? なんとかなるんやないですか?」
家やったら、鼻くそほじるくらいのテンションで回答。
『お、きみもパソコン持ってるんだ。なに? 20? 30? 』
20、、、30、、、。
なんすか。なんの話すか。
(ハードディスクの容量のことかな)
60です。
『え、、、! 60!!!!!! へええ、最近そんなの出てるんだ、、』
いや、でもラップトップだから少ないほうですよ。
『60、、、へええ、60ねえ、、、。』
間違えたのか。
数字間違えたのか。
もしかして、満足度?(パーセント表記)
『どうしよっかな、音なきゃつまらないよね。でも、上のクラスはたっけえんだよな、、。』
この男は、共有したいのだろうか。わガのお財布事情を。
知らない男の経済状勢を いとう、この寝癖がそんなふうに愛に溢れて見えたのか。
、、もしかしたら、設定とかで音も入るんじゃないですか?
『(ちょっとムッとして) いや、そんなの全部調べた』
ああ、、なんか怒られた、、、。
かえりたい、、。
1月の風は冷たくて頬に心地よく、寝癖にシみる。
スタジオに行く途中、電器屋で ”新春特別セール!税金なし!” ゆう看板を見た。
今日までだった。
おまえか。
あけました。
ありがとう。
紅白も格闘技もおせちもこたつもみかんも初詣も合コンも相槌も反省もないので、
相方カズさん家で映画を見続ける。
頻繁に尻をかく。
カズさんは風邪をひく。
映画が途切れると、
ドイツテレビで『もののけ姫』とか『こづれ狼』を放映してた。
ドイツ人はマメに吹き替えるので、
アシタカの”タ”にアクセントがきてた。 ”ゥアスィターカー”なってた。
ほんで西川君が 『パピー!!!!』 ゆうてた。
そのあと川に流されてた。また『パピー!!ヤーん!!』ゆうた。
ちょっと上流階級。なんか余裕。
殿様がハラキリ、ビッテゆうてた。
ハラキリゆうな。おまえ。
近所のガキのロケット花火は年の暮れあたりから
確実にその技術を研ぎすまされたものにしていき、
あたる。もうそろそろあたる。
ヒューやあれへん。殴るぞおまえ。そこの赤い長靴。
国民の大半はゴクゴクビール飲んでて、
なんとなく途方に暮れたふりをして煙草の山ができる。
思ってないことを口にするのはやめよう2005。
あけましておめでとう。
ああ。
ハウアーユーって聞かないで2005。